ぷらっと禅

禅したり、しなかったり。

MENU

仏教・禅

コーヒーの手挽きは禅や瞑想の入り口になりそう。

コーヒーを手で挽いています。 おしゃれな響きです。 しかし、このおしゃれさの引き換えに生じる地味な作業に心折れた人も多いのではないでしょうか。 かく言う私も挫折を経験しました。 最初のころは何か特別な感じもして楽しかったのですが、段々と億劫に…

お坊さんって社会人なのだろうか

最近こんなことがありました。 スーツを着た女の子に話しかけられた。「会社で社会人の結婚観について調べているんですけど、お兄さん社会人ですか?」「なんともいえない感じですね」「わかりました!ありがとうございます!」お坊さんは、社会人・・・?そ…

坐禅(座禅)を毎日習慣にしたい人は5分から始めよう

坐禅(座禅)や瞑想、マインドフルネスを習慣化させるのは難しいです。30分、40分と長く行うのではなく、5分、10分という短い時間をこなすことを習慣化させていきましょう。

幸せの鍵は「死を想う」ことかもしれない。

死を想ってパフォーマンス向上 死ぬ気でやれ! という精神論はもはや廃れつつありますが、「死を想う」ことがパフォーマンスを上げるという研究結果が出たようです。 wired.jp バスケットボールの試合前に、「いずれは誰もが死を迎えること」をほのめかされ…

【禅語】「自灯明 法灯明」は単に「自分を信じる」ことじゃない。

自灯明 法灯明 「自灯明 法灯明」という言葉をご存知でしょうか。禅語として紹介されることもあるのですが、古くはお釈迦様が亡くなる少し前に弟子であり従兄弟のアーナンダに伝えた言葉だとされています。 この言葉の意味は、自分を灯明(導き)として、法…

先祖供養をするワケとは。『仏教の正しい先祖供養 功徳はなぜ廻向できるの?』から

今日からお盆(旧盆)です。 お墓参りをする方も多いかと思いますが、そもそも先祖供養というのはなんでしょうか。『仏教の正しい先祖供養 功徳はなぜ廻向できるの?』という本を読んだので、内容をかいつまんでお伝えしながら考えていきたいと思います。 本…

道元禅師『弁道法』 〜坐禅と就寝〜

最近道元禅師の『弁道法』という著作を法友との勉強会で拝読しました。 これは「永平清規」というくくりでまとめられる一連の著作の中の一つで、永平寺の前身である大仏寺において書かれたものだと言われています。以前西嶋和夫さんの本で弁道法について学ん…

「不動」の心とは〜沢庵禅師『不動智神妙録』覚え書き

沢庵さんの『不動智神妙録(ふどうちしんみょうろく)』という著作を読みました。これを読むきっかけになったのは次の言葉です。 心こそ心迷わす心なれ、心に心心ゆるすな 不思議な言葉ですよね。心が心を迷わし、心に対して心が心許してはいけない。ちょっ…

【読書感想・書評】『宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧』

今回は『宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧』という本の感想を書こうと思います。この本を買ったきっかけは、著者の柳田由紀子さんと藤田一照さんの対談がオンラインで行われていたことです。僕はその対談に参加できなかったのですが、友人が何人か参加…

禅と猫〜田中貴子著『猫の古典文学誌』から〜

猫とお寺って何か良い関係性がありますよね。猫ののんびりとした雰囲気とお寺のゆったりとした流れが調和しているような印象を受けます。しかし、必ずしも猫は禅から歓迎されてきたわけではないんです。 中国の唐の時代の南泉という禅僧は猫で争う弟子たちの…

【仏教における欲】宮崎奕保禅師と和田有玄大僧正

こんにちは。この前は七夕がありましたね。7月7日だけだと思っていたのですが、一部地域では8月に行われるところもあるようです。七夕といえば願いを短冊に書いて吊るしますが、仏教的に願いを書くってどういうことなのかと考えていくと、結局「欲だからいけ…